就活で最初の会社を選ぶとき、「副業できるかどうか」を意識していますか?副業を認めていない会社に入社してしまうと、将来何か別のことに挑戦したいと思ったとき、選択肢が転職一択になってしまいます。
この記事でわかること
- 就活で副業可能な会社を選ぶべき理由
- 副業OKな会社を見極める4つのポイント
- 面接で副業について質問するときの伝え方
- 副業を始めたことでキャリアが広がった実例
なぜ就活で「副業可能かどうか」が重要なのか
副業ができない会社に入社してしまうと、就職後に新しいことへ挑戦しようと思ったとき、選択肢は「転職」しか残りません。一方、副業が認められている会社であれば、在籍しながら少しずつ別の仕事にチャレンジでき、多様な経験がキャリア形成の幅を広げます。
終身雇用が一般的でなくなった現代では、一つの会社だけに依存しないキャリア設計がより現実的な選択肢になっています。総務省統計局「平成29年就業構造基本調査」によると、55〜64歳の転職未経験者は36.4%にとどまり、多くの人が転職を経験しています。[要確認:最新版(令和4年調査)への更新を推奨]
また、特定の業界や会社が外部環境の変化で大きなダメージを受けることは、近年あらためて多くの人が実感したことでしょう。本業一本に頼りすぎないリスク分散の手段として、副業という選択肢を持っておくことの意義は高まっています。

副業可能な会社を選ぶ4つのポイント
「副業OK」と一口に言っても、実態は会社によって大きく異なります。以下の4点を軸に企業を比較してみましょう。
① 求人票に「副業OK」「副業可」の記載があるか
多くの求人サイトで「副業OK」「副業可」の条件絞り込みが可能になっています。まずはこの検索機能を使って候補を絞るのが最も効率的です。
入社後に「なんとかなるだろう」と無断で副業を始めることは避けてください。就業規則違反は減給・始末書といったペナルティだけでなく、社内での信頼を失うリスクがあります。会社のルールを守ることを前提に、副業できる環境を最初から選ぶことが大切です。

② 副業の内容に制限があるかを確認する
「副業OK」でも、企業ごとにルールの内容は異なります。よくある制限の例は以下のとおりです。
| 制限の種類 | 具体例 |
|---|---|
| 業種制限 | 同業他社・競合企業への従事はNG |
| 時間制限 | 週〇時間以内など上限を設定 |
| 届出義務 | 事前申請・承認が必要 |
| 情報管理 | 社内情報の外部持ち出し禁止 |
面接で副業について質問することは、伝え方次第でポジティブな印象を与えられます。以下の3点を意識して質問してみましょう。
■面接での伝え方のポイント
- リスクへの理解を示す:機密情報の管理など、注意すべき点を把握していることを伝える
- 会社へのメリットを伝える:外部との仕事を通じて得た知見や人脈を本業にも還元できることを示す
- 本業優先のスタンスを明確にする:副業はあくまで補助的な位置づけで、本業に支障をきたさないことを強調する
③「副業可」と「副業推奨」の違いを見極める
「副業可」と「副業推奨」は似ているようで、実態は大きく異なることがあります。
| 副業可 | 副業推奨 | |
|---|---|---|
| 会社の姿勢 | 禁止はしていない | 積極的に奨励している |
| 評価への影響 | プラスになりにくい場合も | スキルアップとして評価されやすい |
| 社内の雰囲気 | 人によってはネガティブに見られることも | 副業経験者が多く相談しやすい |
副業を推奨している会社は、メリット・デメリットを理解した上で社員の成長手段として捉えているケースが多く、副業の経験がキャリアアップにつながりやすい環境です。
④ 先輩社員が実際に副業しているかを確認する
「副業可」でも、業務量が多すぎて実際に副業している社員がほとんどいない会社も少なくありません。残業が慢性的に多い職場では、副業をする時間を確保できないケースが多いです。
OB・OG訪問や会社説明会で「実際に副業している先輩社員はいますか?」と確認してみることをおすすめします。ただし、業務量が多い環境でも、業務を効率化して副業に取り組んでいる社員がいることも事実です。あくまで環境を参考にしつつ、最終的には自分の働き方次第という視点も忘れずにいましょう。
副業を始めてキャリアが広がった事例

介護職からIT系企業へ転職し、その後副業としてWebライターを始めた方の事例を紹介します。
不規則な勤務形態が続く介護の仕事を長く続ける将来が描けず、転職を決意。IT企業に移ったことで、変化する業界の動きを身近に感じるようになったそうです。
「本業にしがみついているだけではダメだと思い、別でお金を生み出す副業に注目してWebライターを始めました。残業も少なく、副業に集中しやすい環境です。」
Webライターとして収入源が増えたことで心にゆとりが生まれ、「人にわかりやすく伝える文章力」が身についたことで本業にも良い影響が出たと話しています。
この事例が示すのは、副業解禁の環境を選んだことが、結果的にキャリアの幅を広げる土台になったという点です。就活の段階で「副業できるか」を会社選びの基準の一つにしておくことが、将来の選択肢を守ることにつながります。
まとめ:就活は「副業できるか」を視野に入れた会社選びを
変化の激しい時代において、副業という選択肢を持つことは個人のキャリアを守る手段の一つです。就活の段階から以下の4点を意識して会社を選ぶことで、入社後のキャリアの自由度が大きく変わります。
- 求人票に「副業OK」の記載があるかを確認する
- 副業の内容・時間・届出などの制限を面接で確認する
- 「副業可」と「副業推奨」の違いを見極める
- 先輩社員が実際に副業しているかをOB・OG訪問などで確認する
副業の有無だけが会社選びの基準ではありませんが、長いキャリアを見据えたとき、その一点が大きな分岐点になることもあります。就活マルシェでは、働き方に関する情報や企業の実態を発信していますので、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。


