リモートワークを活用して地方で働くという選択肢

リモートワークを導入する企業が増える中、場所を選ばずに仕事ができるようになったことで地方に移住して働くという選択肢が注目されています。リモートワークを通してこれまでと同じように仕事と収入が得られる上、自然豊かな環境でライフスタイルの充実を目指すことができると期待が高まっているようです。今回は、リモートワークを活用して地方で働く理由やメリットなどをご紹介します。

リモートワーク活用をして地方で働くメリットとは?

リモートワークの大きなメリットのひとつは、都心でなくてもどこでも仕事ができるということです。基本的にパソコンがあれば、オフィスではなくても自宅やレンタルスペース、カフェなどで仕事ができます。

そこで、いま注目されているのが、地方へ移住して働くということ。

地方で働く理由はさまざまですが、たとえば以下のようなことが挙げられます。

  • 通勤時間が削減されて、仕事に集中できる時間が増える
  • 生活コストを抑えられる
  • 業務効率が上がる
  • のんびりとした環境でストレスフリーに働ける
  • 家族時間を確保できる

それぞれのメリットについて解説していきましょう。

通勤時間が削減されて、業務時間が増える

都心では通勤時間が1時間以上かかっている人も少なくありません。リモートワークを活用して地方で働くことを選択すれば、通勤する必要がなくなります。通勤時間がなくなることでその分業務に時間を割くことができ、通勤によるストレスも軽減されます。

また、通勤時間が削減されれば、朝の時間を有効的に使うことも可能です。朝食をゆっくり食べたり、ウォーキングやジョギング、趣味の時間を楽しんだりしてリフレッシュする時間にシフトチェンジすることができます。仕事にも集中できるでしょう。

PRTIMES 「コロナ禍2年目 東京在住者 地方・郊外移住、46.6%が興味あり 障壁は『仕事面の不安』が最多 テレワークの継続実施に関心」参照

生活コストを抑えられる

リモートワークで地方に移住すると、生活コストを抑えられるメリットがあります。移住する地方にもよりますが、都心に住むよりも安い賃料で住むことができるほか、その地で採れた新鮮な野菜を調達できるため食費の面でも安く済ませることができます。

地方に移住することによって仕事帰りの外食が減って健康的な食生活を送ることにもつながります。

業務効率が上がる

業務効率が上がるのも地方で働くメリットのひとつです。たとえば、会議やミーティングが多い人であれば、会議室への移動やそれに伴う資料準備といったことが削減されます。

リモートワークではWeb会議やWebミーティングが基本となるため、デスクから離れなくてもこれまでと同じように会議やミーティングに参加できます。さらに、クラウド上などでデータを管理・共有できるため、業務がペーパーレス化し、時間や資源の削減が可能になります。

自然豊かな環境でストレスフリーに働ける

地方で働くことを選択するとこれまでの労働環境とは一変し、自然豊かで静かな環境で働くことが可能になります。従業員が多く時間に追われがちなオフィスでは、夕方になると、どっと疲れてしまうという人は多いでしょう。

働く場所を地方に移し、リモートワークを中心とした働き方になると人間関係の煩わしさがなくなる上、時間軸が変わるため時間に制限されることなく働くことができます。

ストレス社会において、地方で働く選択肢はストレスフリーな働き方ができるといっても過言ではないでしょう。

家族時間を確保できる

リモートワークを活用して地方で働くことで、家族との時間を確保することができます。リモートワークは自宅で行う人が多く、必然的に家族と接する時間が増えます。

通勤時間が削減されることや業務時間を自分でコントロールすることができるため、都心で働いていたときとくらべて家族との時間を確保しやすくなるでしょう。

リモートワークを活用して地方で働くデメリットもある

リモートワークを活用して地方で働く選択肢が増えている中で、メリットもあればもちろんデメリットもあります。

コミュニケーションが希薄化する

地方移住をしてリモートワークをするデメリットは、コミュニケーションが希薄化することです。基本的なやりとりがオンライン上になり、出社もしないため対面でのやりとりが極端に減少してしまいます。

コミュニケーションが減少すれば、その場で気軽に相談したり、協力し合うことが難しくなります。業務に支障が出ないように、コミュニケーションの取り方をルール化しておくなど対策を取ることが大切です。

株式会社リクルート「コロナ禍2年目 東京在住者 地方・郊外移住、46.6%が興味あり 障壁は『仕事面の不安』が最多 テレワークの継続実施に関心」参照

まとめ:地方でリモートワークを上手に活用するには?

地方でリモートワークをうまく進めていくためには、リモートワークがしやすい環境であることが大切です。急な出社にも対応できるよう離れすぎないことや家族が住みやすいことも考慮しましょう。とはいえ、地方に拠点を移した働き方は年々高まりつつあり、地方創生の取り組みも強化されています。地方で新たな事業を始める人も増え、今後はさらに働き方の多様化が進むといえそうです。

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