「新卒なのに内定なし…」焦らないで!この時期にやるべき対策

就職活動が本格化して数か月経ちました。
真面目に就活しているものの、

「まだ1社も内定がもらえていない…」
「このまま内定が出なかったらどうしよう…」

と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

周りの友人が徐々に内定をもらっている様子を見ると、焦りを感じますよね。この記事では、まだ内定をもらっていない就活生の方々に向けて、この時期にやるべき対策をご紹介します。

大きく分けると

・現在までの就活を振り返る
・視野を広げて新しい企業に出会う

この2点について、考えていきます。
まずは、まだ内定がない就活生のタイプについて整理します。

内定が出ていない新卒就活生、2種類のタイプ

今まで就活をしていなかった人

「どうにかなるだろう」と思っていたら、いつの間にか時間が過ぎて焦っている”、

もしくは、

就活以外の活動(部活・留学など)が理由で手を付けられなかった

というタイプの方がいると思います。

就活は準備する事が多くあるので、いきなり面接本番に臨むのは難しいところです。
就活以外の活動に力を入れていた人は、ぜひその経験をアピールできると良いですね。
これまで意欲的に活動していなかった人も、今から着実に準備を進めて内定をもらえるように努力しましょう。

具体的に何をすればいいのかは、この後の章でお伝えします。

就活はしていたが内定がない人

真面目に就活してきたが、なぜか内定をもらえない”タイプの方もいるのではないでしょうか。

「他の就活生と同じように準備しているのに、どうして自分だけ内定が出ないのか…」と自信が無くなってしまう事がありますよね。
諦めずに就活を続けてきた姿勢は素晴らしいので、何が足りないのか見直してみましょう。

これまで不合格になってしまった企業も、「場数を踏んで良い経験ができた」とポジティブにとらえられると良いですね!
採用活動は続いていますので、改めてポイントを見直しつつ、内定に近づけるようにしましょう。

現在までの就活を振り返る

ES(エントリーシート)の見直し

ここからは、具体的に何をすれば良いのかお伝えしたいと思います。
まずは、自分が採用試験のどの段階で落ちてしまっているか考えましょう
書類選考の段階で落ちてしまい面接に進めない人は、もう一度自分の書いたES(エントリーシート)を見てみます。
志望動機は、複数企業で使い回しにしてはいけません。

目指している業界が限られている方は、どこの企業でも通用するような志望動機になりがちです。
他企業と比べてどうしてその会社を志望しているのか、企業研究と共により深く考える必要があります。また、いわゆる”学チカ”が上手く書けない場合は、自己分析がまだ浅い可能性があります。

自己分析なんて散々やってるよ!!

と感じるかもしれませんが、企業の採用担当はあなたについて全く知らない状態です。
ESの限られた文字数で、いかに自分のことを魅力的にアピールできるかが大切です。

今はインターネット上で、質問に何問か答えると自己分析結果を出してくれるサービスもあるので活用してみるのもオススメです!

ここでは2つの自己分析ツールを紹介します。

キャリタスQUEST

RPG風のキャラクターに基づいて、自己分析をしてくれる診断です。3分程でできるので、気軽に試してみることができます。

適性診断MATCH plus

大手就活サイト、マイナビが開発した自己分析ツールです。過去300万人ほどの就活生が利用した定番サイトです。質問数が多いですが、細かく分析された結果を見ることができます。

他にもインターネット上には自己分析ツールが多くあるので、うまく参考にして新たなアピールポイントを見つけましょう!

面接対策の見直し

書類は通っても面接で落ちてしまう場合は、極端に声が小さかったり下を向いたりしている、もしくは、掘り下げられた質問をされた際に答えられないといった可能性があります。

声の大きさや視線は、すぐに改善することができます。
自分では気が付きにくいですが、答えに悩んでいる時に下を向いたり、目線がキョロキョロ動いたりしてしまうと、焦っているように見られます。

すぐに回答が出てこない時にも、表情に気を付けましょう。
掘り下げられた質問に対しては、最初から答えを考えて暗記する必要はありません。
どのような質問が来るか予想して、ある程度話す内容をイメージする事は大切です。
しかし、回答を一字一句覚えようとすると、思い出すのに必死になってしまい、面接官に何も伝わらなくなってしまいます。

あくまでも、自分の中で考えをしっかり持ち、面接を通して言語化して伝えるという事を大切にしましょう。

就活の視野を広げて新しい企業に出会う

エントリーする数を増やす

就活の振り返りができたら、エントリーしている企業が少なすぎないか確認しましょう。
2020年度の就活生は、1人あたり22.6社にエントリーしたというアンケート結果もあります。(日本経済新聞

そもそものエントリー数が少ないと、内定が出る確率も当然低くなってしまいます。
希望する業界だけでなく、視野を広げて考えてみることが大切です。

少しでも興味を持ったら企業を調べてみて、採用サイトを見てみましょう。
徐々に、その企業が魅力的に見えてくるかもしれません。

会社の方針、就労形態など、ひとつでも希望に合う項目があったらエントリーしてみても良いと思います。

業界・業種を絞らない

先ほども述べましたが、業界や業種を絞らないことはこの時期とても大切です。
合同説明会は、新しい企業に出会う絶好のチャンスです。
説明会の空いた時間に、今まで情報を集めていなかった業界・企業の話を聞くことができます。

インターネットで調べるよりも、採用担当と直接コミュニケーションが取れるので、今まで考えていなかったような企業の良い所を見つけられます。また、志望企業と提携している企業、同じグループの他業種企業を見てみるのもおすすめです。
企業同士でいっしょに物事を行っているということは、経営方針が似ていたり、会社が目指すビジョンが似ていたりする事があるからです。

自分は会社に入って何をしたいのか明確にすると、業界・業種に囚われずに幅広く企業が探せますよ。

企業の名前やイメージだけでなく、どんな仕事をしているのか、社会にどんな影響を与えているのかを自分の目で確かめましょう。

まとめ:幅広く業界を見てみよう

内定がなくて悩んでいる就活生の方々が、この時期に行う対策として、

現在までの就活を振り返る、
そして、視野を広げて新しい企業に出会うこと

が内定獲得に繋がると考えられます。
まだ新卒採用を行っている企業は多くあるので、一度自分の志望業界や業種から距離を置いて、新しい企業を見てみるのも有効でしょう。

焦る気持ちもあると思いますが、着実に対策を進めて、内定をもらえるように頑張りましょう。
就活生の皆さんに企業との良いご縁があることを祈っています!

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