2026年卒就活の企業選びトレンドを解説|給与重視・安定志向が過去最高水準に

この記事でわかること

  • 2026年卒就活生が企業選びで重視していること
  • 給与重視・安定志向が高まる背景
  • 就活生が避けがちな企業の特徴
  • 内々定受諾の決め手になる要素

2026年卒の就職活動において、学生の企業選びの傾向が大きく変化しています。物価高や賃上げ動向を背景に、給与への関心が継続的に高まる一方、働く環境の安定性を重視する学生も過去最高水準に達しています。この記事では、マイナビの「2026年卒大学生就職意識調査」などの公開データをもとに、最新トレンドを解説します。

「給料の良い会社」への関心が4年連続で増加

マイナビの2026年卒大学生就職意識調査によると、就職先に求める条件として「給料の良い会社」を挙げる学生の割合が25.2%となり、前年比1.6pt増で4年連続の増加を記録しています。

この背景には、物価高が続く生活環境への不安と、近年の初任給引き上げ・賃上げ報道の影響があると考えられます。就職活動においても「実際にいくら稼げるか」が重要な判断軸になってきており、企業の給与水準を事前に調べる学生が増えています。

「安定」が過去10年で最高の選択率に

同調査では、仕事に求めるものとして「安定」を選んだ学生の割合が過去10年で最高の選択率で1位となりました。景気の不透明感や雇用環境への漠然とした不安が、就活生の安定志向を強めている背景にあると見られます。

ただし、「安定」の意味合いは一様ではありません。単に大企業・公務員を指すのではなく、「長く働ける職場環境」「人間関係が良い」「残業が少ない」といった、働き方の安定を重視する学生も多くなっています。

就活生が避けている企業の特徴

同調査では、入社したくない企業の特徴も明らかになっています。最も避けられているのは「ノルマのきつそうな会社」で38.2%、次いで「転勤の多い会社」が31.0%で5年連続の増加となっています。

  • ノルマのきつそうな会社:38.2%
  • 転勤の多い会社:31.0%(5年連続増)

転勤への抵抗感が高まっている背景には、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化があります。「仕事も大切だが、プライベートや家族との時間も守りたい」という価値観が、より若い世代に広まっていることがうかがえます。

情報収集に「人のつながり」を活用する傾向

企業情報の入手方法にも変化が見られます。「知人から勧められた・教えてもらった」「先輩社員から紹介を受けた」「斡旋会社やリクルーターで紹介を受けた」といった、人を介した情報収集の選択率が2022年卒以降増加傾向にあります。

就職情報サイトで一次情報を集めつつ、OB・OG訪問やインターンシップを通じて「働く現場のリアル」を確認するという、二段階の情報収集スタイルが定着してきています。

内々定受諾のカギは「自分が働くイメージ」

内々定の受諾・辞退を決める際に重視されるポイントとして、「自分自身が働く姿をイメージでき、安心できるか」が重要視されています。待遇や企業規模といった数値的な条件に加え、「この職場で実際に自分はどう働くのか」が具体的に想像できるかどうかが、意思決定の大きな分岐点になっています。

就活生へ:企業選びの軸をどう設定するか

まずは「給与」「安定」「やりがい」「働き方」「転勤の有無」といった観点から、自分が最も重視したい条件を3つ程度に絞ってみましょう。その軸に沿って企業を比較することで、入社後のミスマッチを減らすことができます。

関連記事